*** 「ホワイト300ジョブ」

以下のような条件を提案している人がいる。

  • 年収300万
  • 残業なし
  • 有給100%
  • 昇給なし
問題のひとつは「無限責任」性

今の日本の正社員は、仕事に対して、「無限責任」を負ってる。ここでの「無限責任」とは、仕事をしていく上での価値観として「仕事をすべて完璧にこなす」ということを至上命題として仕事することを指す。

サラリーマンは本質的には時間給なのだが、それを無視して「経営者」の論理としてよりよい仕事をすることを優先事項として「当然に」相手に要求する態度を「無限責任」性。と呼んでいる。

その「無限責任」を悪用して、ブラック企業が、はびこってるわけだ。

解決するには「ジョブディスクリプション」

上記のように、ホワイトであるからには、理論上、計画することが必要だ。一日8時間。一ヶ月160時間。一年で1920時間。有給100%だと(10日あるとして)1840時間。

1840時間分をどのように作業するか、先に割り振らない限り、残業なしで、有給100%など無理だろう。

ということで先に「ジョブディスクリプション」として、どのような作業を行うか決める必要がある。

誰が?

問題は、誰が「ジョブディスクリプション」を定義するかだ。通常は労働市場なのだが日本にはその土壌さえ存在しない。

作業者本人が定義するなんぞばかげている。経営者も多分出来ないだろう。

ということで無理っぽいかな。。

いまのままだと「ホワイト300ジョブ」の人を無計画なまま、こき使うことになるだろう。で、仕事がなくなれば雇用の調整弁ということで速攻首にする存在ですな。。。

最低限の制度として

以下の制度が整備されない限り、「ホワイト300ジョブ」の土壌さえ出来そうにないと思いますね。。

  • ジョブディスクリプション
  • 解雇金(2年分ぐらい)

 解雇時の保障として、最低限を超える(2年でも最低限ですが)調整金が必要。